洗剤やスポンジから容器やパッケージに至るまで。「ao」が追い求める、キッチンブランドとしての「エコ」
「ao」がエコであることにこだわる理由とは?
「エコ」であることは、キッチンブランド「ao」が掲げる3つの柱の1つ。これは、近年の大きな課題である環境問題に対して、できることから始めたいという気持ちの表れです。
家事の中でも比較的頻度の高い食器洗いで、少しでも水や洗剤の量を節約し、ゴミも削減できたら、きっとそれは大きな積み重ねになる——。
また、「ao」の商品を選び使ってもらうことで、ユーザーにもエコへの貢献を少しでも実感してもらい、食器洗いにも前向きになってもらえたら——。
そんな想いを胸に、持続可能な地球のため、持続可能な商品の開発を目指しています。
洗剤容器に「ライスレジン」という発想と、色へのこだわり
「ao」のスポンジや洗剤がサステナブルな設計であることは別の記事でも紹介していますが、実は商品だけでなく、容器やパッケージなど細部に至るまでエコであることにこだわっています。
洗剤を入れるため、どうしても必要になるのが耐水性の容器。使用後には残り、捨てざるをえない存在です。
この部分もなんとかしてエコな存在にしたいと素材から見直した結果、国産の「ライスレジン」を51%以上使った容器を採用しました。
「ライスレジン」とは、株式会社バイオマスレジンホールディングスが開発した、非食用の米由来のバイオマスプラスチックのこと。食用に適さない古米や米菓メーカーなどで発生する破砕米など、飼料としても処理されずに廃棄されるお米をプラスチックへとアップサイクルしたエコフレンドリーな素材です。石油系プラスチックの含有量を大幅に下げることができるため、焼却時のCO2排出量の削減に繋がります。
さらに、この容器の色にもこだわりが。「ao」の掲げる柱の1つ「luxury」——キッチンで過ごす時間に豊かさをもたらすため、デザインや香り、肌触りなどにこだわること——に基づき、インテリアにも合わせやすく優しげな印象のグレージュにしています。
プロダクトだけでなく、パッケージにもとことんエコを追求しています
もちろん、「ao」はパッケージや緩衝材もエコフレンドリーです。
すべてのパッケージにはプラスチックを一切使わず、ECF(無塩素漂白)パルプを配合した古紙配合率70%以上の再生紙を使用。この再生紙は、原材料が適切に管理された森林に由来することを示す「FSC 森林認証マーク」に認証された素材です。素材の背景だけでなく、「ao」のテーマカラーであるグレーカラーなのも決め手になりました。
また、ビニール製の緩衝材が未だ多く使われるなか、「ao」では植物性原料を使用した紙のエアークッションを選んでいます。使った後は堆肥にもなり、海洋環境下でも分解が可能。大幅な環境負荷の低減を実現した、新時代の緩衝材です。
これからもユーザーの声を反映しながら、機能性とエコを兼ね備えた商品展開を続けていきます。